No Suika, No life...

あなたもスイカが好きなんですか? そんなところから始まるロマンス… ほぼ旅日記。

千葉。そこは水と花の郷。 〜挫折の味〜

3月10日(土) 千葉 晴/曇 16時


その足を前へと運ぶごとに、かかとから大腿を通じて背骨に伝う振動は、ある種の致命的な信号となって私の脳(重要文化財)へと正確に送り続ける。

「ひどく頭が痛む」

心の中で履き捨てた言葉さえもまたその致命的な信号となる。

やれやれ。
ためしに声に出してみたが結果は同じだった。


進める足の先には、赤黒くさび付いた1対のレールが、冬と春の景観の混じる平らかな地形とこの先にあるであろう小さい駅へとにあわせて描かれた宿命的な軌跡は、もともとそこに流れていた川のようにこの地に溶け込みのびのびと続いていた。


その人工的な川に身を置いて、レールの上にある自分を空から眺めてみるとひどく滑稽で嘲笑を誘う(しかしそれでいて紳士的ではあるが)ようであったが、この川と同様に、何年も前からここにいるべくして立っている気にさえなった。
「まるでスタンドバイミーだな」






腰を下ろし、その映画のなかで線路を歩く子ども達を思い浮かべると待ち構えていたかのようにに頭のなかでテーマ曲が流れる。

「そういえば原題はthe body(死体)だったか」


レールに低く唸るような振動を感じた気がしたが、私の脳は体を動かそうとしなかった。

目を閉じて空を仰ぎ、考えるともなく目の裏にわずかな陽射しを感じているとそれも悪くないと思った。

「悪くない」

声に出して言ってみると、それはとても自然なことような気がしてきた。


目を開くと冬の心もとない陽炎のような陽射しは雲を介して私を静かに照らしている。


悪くない。


もう一度つぶやいてみても頭は傷んだがそれはもう自分の事ではないようだった。

つづーく☆ »

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りょうた

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主に旅な日記になります。

もし思うところがございましたら、コメントいただけると心臓発作を起こします。

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